ごく当たり前のように使っているインターネット、誰もが、世界中の人と繋がり、知識や情報を得るのはもう簡単にできるようになっています。
ただ、インターネットがどのように繋がっているのか?わかっていない人も多いかと思います。今日は誰でも分かるようにインターネットの仕組みを紐解いていきます。
『ネットワーク』とは2つ以上の端末で情報のやりとりしている状態
ネットワークは、ざっくり言うと2つ以上のもの同士を繋いで、相互に情報や資産を共有しあう状態の事を指します。
1つのパソコンではなく、2つ以上で情報のやり取りをしている状態はぜんぶネットワーク。
例えば、会社のサーバーやPCもひとつのネットワーク。自宅のWi-fiで繋がれている端末も、大きさは違えど『ネットワーク』と言えます。
そうなると、インターネットも地球規模で繋がれたネットワークの1つなんです。
ただしネットワークにも規模によって呼び名が変わってきます。会社や個人でコンピュータ同士を繋いでいる小規模で限られた範囲のネットワークのことをLAN(ローカルエリアネットワーク)とルーターよりも外にある広域なネットワークをWAN(ワイドエリアネットワーク)と分けることができます。
WANは遠くの物理的にケーブルで結べないLANを繋いでるようなイメージですね。
回線事業者とプロバイダー
外の世界に出る時に登場するのが、回線事業者とプロバイダー(ISP)になります。
基本的に社内のLANは無料ですが、外側のWANは有料になっているので
使用料を払って外部と通信のやり取りができるんですね。
回線事業者はNTTなど。外部のインターネットに接続する為の光ファイバーなどの回線を提供してくれる業者です。
回線はコンピュータ同士がインターネットを介して情報や通信のやり取りする為に必要で、道路のようなものになってきます。
プロバイダーはよく関所にたとえられます。役割はインターネットの入り口の管理。
実際インターネットって目に見えないサーバー同士のネットワークになっていて、
そのサーバーを運営、管理しているのがプロバイダーになり、外部に出る為にはプロバイダーが発行するID,パスワードが必要になってきます。なので必ず契約しないとインターネットへ接続することはできません。だから関所にたとえられているんですね。
最近はスマホが普及して、携帯事業者とプロバイダーが一緒になっているところも多くなってきました。
IPアドレスはインターネット上の端末の宛先
端末にはIPアドレスと呼ばれる番号が割り振られています。郵便物を送る際に必要なのが宛先ですよね。同じように端末にも宛先(IPアドレス)が無いとどこのPCに送るかわからなくなってしまします。
インターネット上でもたくさんのコンピュータがやり取りをしているので何か情報を送るとき、宛先がないと困ります。 IPアドレスはインターネット上での住所の役割を担っており、
パソコンやスマホに割り当てられているネットワーク上での機器を識別する数字です。
IPアドレスは、「192.168.1.11」のように0~255の数字を4つ組み合わせていて
インターネットに接続する際、プロバイダなどによって割り当てられます。世界的に割り当てるアドレスが管理されているので、同じIPアドレスが重複することはありません。
また、IPアドレスは大きくグローバルIPアドレスとローカル(プライベート)IPアドレスに分けることができ、その中でも動的IPアドレスと固定IPアドレスにそれぞれ分かれています。
グローバルIPアドレスは、インターネットの通信時に使用されるIPアドレスで
ローカル(プライベート)IPアドレスは、自宅や会社内で使用されるパソコンや端末に設定されているIPアドレスと覚えておいて問題ないでしょう。
グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスで動的IPアドレスと固定IPアドレスの役割も変わってきて、一般的なプロバイダー契約はグローバルIPアドレスが動的IPアドレスとなります。
ローカルIPアドレスの動的IPアドレスは多くの場合、ルーターなどの機器が、DHCP機能により自動でIPアドレスが割振りされるものとなります。なので、管理が不要で重複も発生しないです。
固定IPアドレスは、IPアドレスが変わることはありません。手動で入れなきゃいけないアドレスと覚えといてください。
一般的に自宅や個人プライベートIPアドレスを使う場合はDHCPによる動的IPアドレスでやっているので、LANに差したり、無線LANからインターネットに接続できるので、問題ないです。
ただ、会社によっては、よりセキュアな環境にする為に固定にする場合があります。
今日のまとめ|これだけ覚えておけばもう安心!
- ネットワークとは、2以上のもの同士を繋いで、相互に情報や資産を共有しあう状態の事を指す。
- ネットワークは規模によって呼び名が変わって、小規模で限られた範囲のネットワークのことをLAN(ローカルエリアネットワーク)ルーターよりも外にある広域なネットワークをWAN(ワイドエリアネットワーク)という。
- 外部のインターネットに接続する為の光ファイバーなどの回線は道の役割でインターネットの入り口の関所のようなところがISP(プロバイダ)で回線とプロバイダの契約をしないと外部との通信のやり取りができない。
- IPアドレスは、インターネット上で通信のやり取りをするときにコンピュータに割り当てられた住所のようなもの。グローバルIPアドレスとローカル(プライベート)IPアドレスに分けられている。
- グローバルIPアドレスは、インターネットの通信時に使用されるIPアドレス(主にISP契約時にもらえるもの)
- ローカル(プライベート)IPアドレスは、自宅や会社内で使用されるパソコンや端末に設定されているIPアドレス。その中でも動的IPアドレスと固定IPアドレスに分けられている。
基本的なインターネットの繋がる仕組みはに関してはこんな感じ。
特にIPアドレスは奥が深いですね…。
また何回かに分けて、初心者にもわかるような内容でプロトコルの種類とかをお伝えしていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。