子供と嫁と観たい…。家族愛が超深まるSF映画ベスト10

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映画は星の数ほどありますが、人生に影響を与えたりする作品はそう多くはありません。

特にSF映画はメカニカルな登場人物やバーチャルな空間などの無機質な世界観が醍醐味。主人公はそんな世界に翻弄されながらも人間臭く生きていく姿には共感できるシーンがたくさん詰まっています。

今回は「家族で一度は観てみたい」と思うSF作品を厳選してご紹介していきます。

独特の世界観にひきづり込まれる「メッセージ

 

言語学者で独身のルイーズは、「不思議な夢」を何度も見ていた。病死する娘とその娘の母として自分が存在する夢である。そのころ世界各地に地球外生命体がやって来て戦争の可能性が高まった。

アルイーズと物理学者のイアンは地球外生命体との接触の任をうける。彼らのメッセージを受け取ることで、地球外生命体と地球の全面戦争は回避される。ルイーズはその過程の中で、「不思議な夢」は自分の未来だと気づく。

ルイーズはイアンから結婚を申し込まれる。彼女は、将来、娘が死に、イアンとも別れることを知りながらもプロポーズを受け入れる。

一緒に観た彼女に「あなたならどうするか?」と尋ねると、「ルイーズ同じことをする。」と答えました。その理由は、「夫と別れるとわかっていても、娘が死ぬまでの時間は、数々の楽しい思い出ができるから。」と答えました。

人生は苦しいことの方が多いけれどのも、楽しい思い出があるからいいのだそうです。男性にはない女性特有の考え方かもしれません。家族と観るのがおすすめです。

何度見ても面白い「ターミネーター2」

シリーズの中で熱烈な支持を集める「2」である。メカのデザインやCG、畳みかけるようなアクションシーンの数々。完成度の高い1級品の超大作。そして、シンプルかつドラマチックなストーリーは最後まで観客の心を鷲掴みにする。

I’ll be back」の突入するシーンはあまりにも有名です。ここでは、メカならではの冷徹さがわかります。反対に後半のターミネーターはとても人間的です。最期は「人間がなぜ泣くかわかった。」と告げ、自ら溶鉱炉に降りていきます。ターミネーターが「父性」に目覚めたと予感させるシーンは感動しました。

ただの機械(ロボット)が溶けるだけなのですが、父親が家族を守るために犠牲になるように見えました。機械が、家族の絆とは何か?を教えてくれます。

「インターステラー」はガッツリSF映画を観たい人向け

異常気象で滅亡寸前の地球を救うため、元エンジニアの農夫クーパーはNASAのミッションに抜擢された。彼は「ラザロ」計画のために娘を地球に残し、宇宙へと旅立つ。第2の地球を探す彼は宇宙行きを反対した娘と和解できないまま任務を遂行する。

テラフォーミング(惑星の環境を地球の環境に近づける)を通して、親子にしか存在しないをテーマにしています。クライマックスは、時間と空間の壁を越えた父と娘の意思伝達シーン。

時空を超えた交信は不思議な閉塞感があるとともに宇宙の神秘ささえ感じさせます。父と娘の意思を双方向させることで、人間のあるべき姿とは何なのか?う〜ん、考えさせられます。ノーラン監督は壮大な宇宙空間から、「人生とは、家族の愛だ。」と優しく語りかけてきます。

「コンタクト」家族で観たいSF映画No1

知的生命体とコンタクトをすることで、幼い頃に亡くした父と再会を果たす。その父は、知的生命体がイメージした姿だった。父と娘の再会を異性人と人類との交信を軸にしながら、家族との思い出を美しく描いているところがこの作品の魅力の1つだ。

惑星ベガの娘と父の再会のシーンは、南国にある手つかずのビーチが描かれています。SF映画でこのような抒情的で情感豊かな美しいシーンは見たことがありません。天国があるのならば、地球の美しい自然がまさにそれだと言っているようです。

娘は父との再会のシーンでは、恋人から問われた「どれだけお父さんを愛していたか証明できるか?」という答えが浮き彫りになります。宇宙の神秘とは? 科学とは何か? 神とは何か? 愛とは何か? 家族とは何か?と、様々なテーマを問いかけてきます。

鑑賞し終わった後の清涼感は、ぼくが見たSF映画の中では、ナンバー1です。

「エイリアン2」は女性にもおすすめ

 

エイリアンシリーズの中でも、最高の作品。監督:脚本はハリウッド屈指のストーリーテーラーのジェームズ・キャメロン。

クライマックスでは、主人公のリプリーがパワーローダーに乗り込み、エイリアン・クイーンと一騎打ちをする。そこは、手に汗握ると同時に、母親の強さとたくましさに気づかせられる。

仲間の仇としてとエイリアンエッグを多数焼き払ったリプリーは、母親のエイリアン・クイーンの怒りを受け、真っ向勝負します。彼女は、娘のように思える少女を助けるために、母親として闘うのです。

母性同士が火花を散らし、互いの情念が絡み合う名場面です。母親のたくましさをこの作品から知ることになるでしょう。女性は強し!と感じる作品ですね。

ジェームズキャメロン氏は、作品中のに人間の葛藤シーンを効果的に挿入し、主人公に感情移入させることが非常にうまい。

小さな幸せに気づける「今、会いに行きます」

 

父子のもとに、突然戻ってきた母(みお)との不思議で幸せな生活が始まる。6か月が過ぎるころ母(みお)は、二人のもとを去ってしまう。みおは、自分が将来、病で二人のもとを去ることを知るが、過去に戻り、自分の行くべき道は二人のところしかないと考える。

そして過去の世界で「ゆうじ」に会いに行くことを決心する。いつもたくましい役をする中村獅童だが、頼りない「ゆうじ」を弱弱しく上手に演じている。

選んだ中で、唯一の邦画。ジャンルはファンタジーだが時空を越えるのでSFとも言える。

「今、会いにいきます。」は、いつも梅雨の季節になると思い出すし、もう一度見たくなってしまう。雨の森の中のシーンが多く、清らかな梅雨の季節が体験できます。

作風は、「メッセージ」によく似ていますが、この作品の方が先に作られました。違いは、非日常と日常が背景にあることです。共通点は家族と過ごす日々が何よりも幸せだと伝えてくることです。ラストでは、ハンカチが絶対に必要ですよ。なぜなら「今、会いに行きます」ではなく「今、愛に生きます」と思わせられるからです。

一緒にいる平凡な生活こそが家族の幸せだと改めて気づかせてくれる良作。

大人も子供も楽しめる「ミスターインクレディブル」

 

かつてのスーパーヒーローのボブは活躍の場がなく引退同然となり、保険会社に勤めている。妻と二人の子供を持ち、平凡な家庭生活を送っている。彼は、ヒーローを捨てきれず、昔の仲間と人助けをしていた。

会社を解雇されたことをきっかけにヒーローに戻る。人助けで満足感を得ていたボブの前に最強の敵が現れる。それは、かつてボブに憧れをいだいていたIT少年だった。その強敵に、家族が一丸となって立ち向かう。

 とてもテンポよく物語が進んでいきます。ヒーローも中年太りし、家族や社会に適応するために夢を諦めます。自信のない娘、浮気を疑う妻、欲求不満の息子など、理想的な家族ではありません。

そんな家族が、父親のピンチにより団結します。家族総出でヒーロー集団になり活躍する姿に、カタルシスを感じます。父親を助けるために家族の一人ひとりが頑張る姿に好感が持てます。

子供と一緒に観たい定番SF映画「E.T」

1982年のスティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット作。この作品が公開されるまでは、宇宙からの生物は、敵になることが多かった。しかし、この作品は、宇宙人は愛すべき友だちにもなることを知らせた。ETと少年エリオットとの交流を描いた心温まるファンタジー。説明の必要のない珠玉の名作。

 

この作品は子供たちを感動させます。いいえ、子供だけではなく大人もです。エリオットの家庭には、わけあって父親がいません。父親がいない家庭だからこそ、兄弟(妹)3人で協力して、ETを命がけで守ります。

兄弟3人のETへの関わり方やその役割がとても素晴らしく、兄弟(妹)がいる家庭ってほんといいなぁと思います。

「ジェラシックパーク3」は迫力満点

恐竜のいる島で、息子が行方不明になった。その子を探すために夫婦は「好きなだけ研究費を払う。」という嘘をついてグラント博士を連れて島へやって来た。

プラキオザウルスを始めとし、お馴染みのティラノザウルス・レックス、さらには、ラプトルなど恐竜たちが唯一無二の存在感を放っており、魅力的に描かれている。

 

上映時間が短く、テンポよくストーリが進むので心地よく鑑賞できます。クライマックスでは、人間に卵を奪われたラプトルの家族が、コミュニケーションと頭脳を働かせ、取り返すために躍動します。子供が大切なのは人間も恐竜も同じなのですね。

グラント博士の元の相棒ハリーも家族を持ちます。理想的な家族の中にいても博士の危険を察知し、いち早く手を打ち、危機一髪のところで助けます。3つの家族のよさを見つけながら観るのも楽しいですね。

すべての父親は観るべき「アルマゲドン」

 

小惑星が地球へ衝突する。その惑星に穴を掘って、核で破裂させ地球を救うというストーリー。その役目に選ばれたのは、石油採掘のプロ集団。

また、小惑星での彼らの働きは、 めちゃくちゃに見えるが、命を掛け作戦通りに活躍しているところが愉快で楽しい。度重なる問題を解決し、ようやく穴を掘るが、逃げる時間がない状況になる。主人公のハリーは、娘のために採掘仲間の娘婿を無りやり地球に還す。そして、娘のために、自ら核爆弾を預かる。

娘を男やもめで育てた父親が主人公です。プロ集団の一人ひとりのキャラクターが際立っているんですよ。

父親が冒頭で、娘の恋人を銃で撃ち殺そうとします。娘を愛するが故の行動でしょう。その父はラストで、その恋人を助けるために自分1人が犠牲になります。そこが、この作品の最大の見せ場です。欧米人よりも武士文化を知るわれわれ日本人の方がその気持ちを理解できるのではないでしょうか。

鑑賞後、筆者は幼い我が子を見て、こんなかっこういいタフな父親になりたいと思ったものです。やはり父親は威厳があり、生きざまがかっこよくないといけませんね。

まとめ|ちょっとお得に映画を観る方法

いかがでしたか?今回は思わず家族愛を感じさせてくれるSF映画を中心にご紹介させて頂きました。

思わず「素敵な家族を持ちたい」と思うと同時に、「かっこいい父親になろう」と思うような作品を紹介しました。どの作品も心にじわじわと染み込み、家庭の温かさや、絆の尊さに気づかせられることでしょう。

また、映画をお得に観るのであれば無料体験のできる動画配信サービスが優秀です。SF映画はさることながら、アニメや洋画がいつでもネットで楽しむことができます。おすすめの動画配信サービスもまとめておいたので合わせてご活用ください。

 

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