けんすうさん(@kensuu)が、10年以上勧めてきた本が話題に。
読んだ人の頭と体をアイディア工場に変える、シンキング・ツール。考える道具ー「考具」を手に入れることで、アイディアにあふれる企画型人間に。加藤昌治さん『考具―考えるための道具、持っていますか?』。
▼https://t.co/EClJVDgYak pic.twitter.com/mRr9kUDL0Y— ブクログ 読書管理アプリ (@booklogjp) 2018年11月27日
おそらく、名探偵コナンも読んでるであろう「考具」がおもしろかったので共有します。
これ1冊を読めば相当なアイディアパーソンになれる。
アイデアは既存の要素から成り立つ
アイデアがぽんぽん出るひとは以下の既存の要素を把握していることが多い。
- 直接体験
- 間接体験
- 知識
- まだ知らないこと
アイデアパーソンいつでも新しい体験、経験を探しています。
ちょっとした変化でも「いつもと違う選択肢」をすることでアイデアが生まれやすくなります。
例えば、いつもと違う帰り道を選ぶ。新しい場所に出会える可能性が上がるので何か生まれるかもしれませんよね?
「いつもの」は安心できるし、楽なんだけどあえて日常の変化を選ぶことも大切。
アイデアと企画はまったく別物
- アイデア=選択肢
- 企画=最終形態
アイデアは単なる選択肢です。ぼんやりしたもの。良い企画にするには選択肢はとにかくたくさんの数が必要。
対して企画は社会に出す最終形態。
アイデアの中から「コレいいなぁ〜」というアイデアを選んで企画レベルまで整えていきます。
あまり面白くない企画ってアイデアが薄いことが多いんですね。
わがままなアイデアを思いやりのある企画に変える
「自分のわがままを精一杯発揮して、そのわがままな発想を思いやりに変えていく。デザインというのは自分のわがままな発想を社会から『コレは思いやりのあるわがままなんだな』って思ってもらえる、そういう形に変えてあげることなのです。
わがまま→思いやり。
すごく納得がいくのでそのまま抜粋しました。
世に形として出ているものの大半は、要素の段階だとただの人のわがまま。そっから抽象度を上げ商品になってる。
デザインとかもそうですが、「自分が思うまま」を形にしてみるにはどの手順を踏んで完成度を高めるか?考える必要がありますから難しい。
仮にアイデアを100個だしたとしても、企画になるのがせいぜい1つか2つ。
突拍子のない要素が企画につながることもあるからまたおもしろい。
「考具」はワークショップとかも面白そう。「頭を柔軟にしたい」ってひとにおすすめの本です。