【エフォートレス思考】頑張らない働き方でも余裕で成果が出せる

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「エッセンシャル思考」でお馴染みグレッグ・マキューン著書のエフォートレス思考を読んでみた。

コントロールの効かない刺激に反応しなくなったら人生が豊かになったよ

エッセンシャル思考は少ないエネルギーで最大限の成果をあげるために「何をどうやるか?」Whatの部分を書いているのだが、エフォートレス思考はHowの部分「じゃあどのように実現するか?」だ。

どうすればより力を抜きつつ、うまく成果が出せるのかという思考を3ステップにわたり解説しています。

結論、サボるのは悪いことじゃないって書いてあるんですよ。そんな怠け者の私にピッタリな本を手にとってみたらまぁロジカルでおもしろい!って事で心に残った部分を解説していきます。

エフォートレス思考とは

エフォートレス思考」とは頑張らない働き方でうまく成功を手にいれる思考のこと。

頑張らないっていうと怠慢に感じてしまうけど、新しい方法を探しスマートに成果を出すようなイメージです。

例えば、仕事で残業したり体を酷使して最大限の成果をあげる。よくありがちですよね。日本では、長い時間をかけて働く事が美学に感じられる風潮がありました。

そんな努力と根性論でなんとかしようとするのってひとつの考え方に過ぎません。ところが多くの人はそれが唯一の方法だと思い込んでいます。

潰れるまで頑張ったけど、結局は何も得られない。

じゃあ限界を超えて頑張るのではなくもっと簡単な道を選んでみたらどうか?って問題に対するアプローチを180度逆転させる考え方がエフォートレス思考なんです。

「もっといいやり方を探し余裕で成果を出せるにはどうすればいいのか。」

その具体的な内容が書かれています。

努力を最小化して成果を最大化する3ステップ

エフォートレス思考を身につけ、よりスマートに最大の成果を持続的にあげる。

方法が下記の3ステップ。

1.エフォートレスな精神…肉体的にも精神的にも疲れがなくエネルギーに満ちた状態。

2.エフォートレスな行動…より少ない努力で大きな成果を出す事。

3エフォートレスのしくみ化…何度も努力する事なく自動で成果を出す事。

めっちゃ頑張れば成果が出るとはかぎらない。

どうしたらもっと簡単になるのか?違う角度からアプローチをしてみる事が大切。そして行動に移す前にはゴールを鮮明にイメージしてシンプルな行動から始めてみましょう。

しくみ化のプロセスで自動的に成果を発揮できる

エフォートレスのしくみ化は努力して1度だけ結果を出すのではなく、余裕で何度でも結果が出る累積的な成果である。その反対派直線的な成果。

直線的な成果の例

  • 試験前に一夜漬けをしてすぐに忘れてしまう学生
  • ボランティアに一度だけ参加して満足してしまう行為
  • 頑張って働いている時にだけ収入を得られる事業

累積的な成果の例

  • 本を1冊書いて、何年も印税を受け取っている作家
  • 基礎をしっかり学んでさまざまな問題に応用できる学生
  • 特に考えなくても習慣的に行動できる人

直線的な成果には限界があります。けっして努力した量を超えられることができない。

累積的な成果の場合は例えるなら、複利やテコに当たります。

1度の努力で休んでいても、何もしなくても自動で成果がついてくるもの。

仕事も遊びも楽しくやる

よく「仕事と遊びは別物」と言われがち。重要なのは苦痛であり、楽しいことは重要ではない。と多くの人は思い込んでいます。

確かに、仕事の打ち合わせや皿洗いなどの家事全般、定期的なトレーニング。

それらはあまり楽しいものではありません。どちらかというと苦痛ですね。けれど、アイデア次第では楽しくすることができます。

楽しくないことに取り組む理由は後から結果という楽しみが返ってくるから。

例えば、ヘルシーな食事をして定期的な運動をすればやがて痩せて長生きできます。仕事の打ち合わせもやがてボーナスとして返ってくるから。

だが楽しみを後回しにする必要はない。手っ取り早い方法は大事な行動にわかりやすい報酬を身につけること。

  • 大好きなアーティストの曲を流しながらトレーニングをする。
  • 毎週のミーティングをカフェやテラスで行う。

工夫次第でとても楽しみながら仕事もできるようになります。

「何を」は大事な行動ですが「どのように」はアイデア次第で遊び感覚でできちゃう。

昼寝はパフォーマンスを上げる秘密兵器

昼寝は一晩の睡眠と同じくらいの休息に匹敵すると言われています。

残念ながら日本の社会だと、昼寝って罪悪感を覚えるように条件づけられています。サボっているとか、寝ている間に情報を取り逃がしているとかネガティブに捉えられがち。

だって90分の昼寝で夜8時間の睡眠と同程度の学習能力向上が見られたとのエビデンスもあるくらい昼寝はいいんです。だから昼に寝てもいいんです。というか昼寝しましょう!!!

本書では、眠ることに対する罪悪感を捨て昼寝をしてみることをおすすめしています。

そんなエフォートレスな昼寝のコツをご紹介します。

  1. 疲れて集中力が低下してくる時間を選ぶ
  2. アイマスクと耳栓、ノイズキャンセラーで暗く静かな空間を作る
  3. 起きたい時間にアラームをセット
  4. 昼寝の時はほかのやるべきことは一切考えない

私もよく昼寝しますが、起きた後のパフォーマンスがぜんぜん違うんですよね。脳を休ませるって大切だなぁと改めて感じました。

もっと楽に生きよう、その方法が唯一の道ではないよ

無駄なタスクを省き、スマートに成功する秘訣が書かれた「エフォートレス思考」

特に興味のあった箇所をまとめましたが、考え方や毎日の判断が変わった気がします。

ハードワークで身体を壊すまで働いて成果を出すこと、がむしゃらに努力をするだけが唯一の道ではありません。

もっと楽に生きるために選択することの重要性や努力のしくみ化について教えてくれました。

ぜひ、手にとって読んでみて下さい!

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