「これから起業を考えている」「スモールビジネスを持ちたい」って思っていても実際に形にするまでに挫折する人は多い。起業やじぶんの商品の作り方なんて学校ではまず教えてくれません..。
スタートアップで失敗しないノウハウが詰め込まれている「起業の化学」をサクッと読んでみましたが、非常に興味深くビジネスモデルを構成する上で必要な考え方が学べました。
ズバリ「商品をこれから作ろうと思っているけど、失敗したくないビジネス初心者」のバイブル本と言えるでしょう。「起業の科学」を読んでみて、特に勉強になった内容と感想を書いていきます。
ビジネス仮説の構築と「アイデアの質」が学べる
スタートアップではどんなアイデアを持って仮説を立てていくかが重要。
せっかく考えたビジネスモデルも市場から求められなければなんの意味もありませんし、既に同じ商品があるのにもかかわらず生産しても売れないでしょう。
世の中の悩みの質と解決できるサービスの質が高いアイデアが望ましいけど、ほとんどの案はボツで終わります。本当に価値のあるアイデアを見つけるは大変。
僕もブログ執筆して身に染みましたが、せっかく書いても読まれずボツになる記事なんて腐るほどありました。けれども、ヒントは身近にありました。「読者の悩み」です。
ビジネスの場合は課題の質(市場のお困りごと)にしっかりと耳を傾けて掘り下げるてあげることで思わぬアイデアが生まれたります。エゴ剥き出しのサービスよりお客さんのお困りごと、すなわち課題と向き合うことでバリューの高いサービスの要素が発見できます。
テクノロジーの波を勉強しよう
テクノロジーはめまぐるしい速度で発展してひとの暮らしを豊かにしていってます。最近だとVR(仮装現実)で室内にいてもあたかもゲームの中に入った主人公のような体験ができてしまう。ちょっと前はDVDやビデオの二次元で楽しむことしかできなかったけど技術の進歩はホントすごい。
このような発展、パラダイムシフトが起きて新しい市場が生まれます。「未来を予想」する力はこれからビジネスを生み出す人にとっては欠かせません。
次はどんな変化が起こるのでしょうか?パラダイムシフトが分かりやすいのがテクノロジー。常に時代の動きに敏感でいたいと感じました。
結局は、どんなカスタマーに使って欲しいか?
サービスを使ってもらうカスタマーのイメージを具体化することを「ペルソナ設定」と言います。マーケティング用語のひとつでブログの想定読者を考える時にもペルソナを設定したりします。すごく有効な方法でして、想定ユーザーが分かるとその人の課題や興味のある事柄が知れます。
ユーザーは男性?女性?年齢は?仕事や趣味など事細かく決めていくのことでより明確になっていきます。「起業の化学」ではペルソナ設定を通してユーザーの不満や不便に感じることを浮き彫りにすることを目的にしています。
「起業の化学」はロジカルに商売を学べる
「起業の科学」ざっと読んでみた感想ですが、文章は多く内容も濃いんだけど、ページ毎に図やイメージ画像が挟んであるのでかなり伝わりやすく感じました。
ビジネスモデルの設計や商売のマーケティングが論理的に学べるので「これからビジネスを展開していきたい」「起業について学んでみたい」って方は参考になるはずです。ぜひ、読んでみてください。この情報量が冊子になっているのがすごい!