近年有望な投資手法として注目を集めつつあるソーシャルレンディング。かんたんに説明するとお金を借りたい人と貸したい人をインターネット上でマッチングする貸付型クラウドファンディングである。
ソーシャルレンディングを扱う業者は様々で、それぞれが特色のあるファンドを設定しております。今回はその中で、海外融資に特化しているクラウドクレジットについて、特徴と利用するメリット・デメリットをご紹介していきます。
クラウドクレジットの特徴
クラウドクレジットはソーシャルレンディングサービスを提供する業者の一つです。
クラウドクレジットの特徴は数あるソーシャルレンディング業者の中で、新興国を中心とした海外融資に特化しているところ。ここまで海外融資に特化している業者は数ある業者でも非常に珍しく、クラウドクレジットの大きな特徴となっています。
また、新興国への融資を通じて新興国の発展に貢献しようという高い意欲も持っております。
国連が定める「SDG’s(持続可能な開発目標)」達成に向けて取り組んでおり、投資家もクラウドクレジットを利用した投資を通じて社会貢献もできるという点もポイントです。
クラウドクレジットのメリット
クラウドクレジットのメリットは大きく3つ。
- 投資をすることで社会貢献ができる
- 複数の融資先に貸し出すのでリスク分散が可能
- 最低出資金1万円と小口から始めることができる
まず冒頭紹介の通り海外案件に特化することで、海外に投資をしながら社会貢献もできます。また為替相場や海外市場環境次第では高い利回りを目指すことができます。
海外案件を扱う以上リスクが高いファンドもあるのは事実ですが、クラウドクレジットは大手商社伊藤忠商事が資本提携しており、業者としての安心感は高いです。また、多数のファンド設定や、1ファンドの中でも複数の融資先に貸し出す方針とするなど、リスク分散を意識したファンド運営を行っているところもポイントです。
積極的にブログ・セミナーなどを通じて積極的に情報発信を行っていることも特徴で、海外相場がよくわからない投資家でも勉強しながら投資を始めることができます。最低出資金1万円と小口から開始できる、ファンド情報で税引き後の手取り金額が簡単に計算できるといった投資家に配慮されたルールやシステムもあります。
このように海外融資に特化するクラウドクレジットですが、投資家が利用しやすいよう様々な工夫がされているのが、クラウドクレジットのメリットです。これからソーシャルレンディングを始めたいって方にぴったりですね。
クラウドクレジットのデメリット
クラウドクレジットについては利用する上でのデメリットもありますので、合わせて紹介します。
大きく分けて2つ。
- 貸し倒れ・返済遅延などのリスク
- 海外市場は為替相場の影響を受けやすい
まずは海外市場環境の影響を受けることや、融資先自体が基盤の弱い先であることなどを要因に、貸し倒れ・返済遅延などのリスクが高いことが挙げられます。貸し倒れまで至った案件はありませんが、期待収益を大きく下回る、元本割れした案件も少数ながら発生しています。
また、海外市場の環境だけでなく、為替相場の影響を受ける点も、リスクを高めるという点ではデメリットです。現地通貨建てでは充分な収益だったのに、円に転換することに収益低下するリスクがあるのです。但し、為替ヘッジ付きのファンドもありますので、為替リスクを抑えたい場合は、ヘッジ付きファンドを選択するのも一案です。
クラウドクレジットで初心者におすすめのファンド
今回クラウドクレジットが扱うおすすめのファンドについて紹介します。
東欧金融事業者支援ファンド
東ヨーロッパの金融関連事業に融資されるファンドです。為替ヘッジ付き・なし両パターンで多くのシリーズが組成されております。すでに多くのシリーズが一定の利回りを実現して償還済みですし、自身のリスク許容度に応じて為替ヘッジ有無を選択できるのも特徴です。
マイクロローン事業者ファンド
こちらもシリーズ化されておりますが、各国の小口金融事業者向けの融資を主とするファンドです。さまざまな各国通貨建てがあり、自身のリスク志向に応じて選択できます。召喚シリーズがすでに多数あるのも安心ですね。
月1万円で海外投資が可能
融資先が海外である以上為替リスク、海外市況リスク等はありますが、情報発信、リスク分散対策等を通じて、投資家に配慮したファンド運営を行っているのと小口投資額1万円から始めることができるのは嬉しい。銀行に貯金するのもいいんですがまぁ増えません…。
お金に働かせるひとつの方法として勉強してみてはいかがでしょうか?