どうもイッチ(@takeshi_ijichi)です。今回は、1巻完結の漫画を紹介していくコーナーです。
スキマ時間に手軽に読めて、ストーリーが面白い漫画を感想とともに厳選させていただきました。
1冊あたり20分くらいで読めますので、まだ読んだことがないって方やサクッと読める完結マンガをお探しであれば一度チェックしてみてください。
おもしろい漫画を見つけたら随時更新していきます。それでは、どうぞ〜!
『ほしのこえ』(佐原ミズ)
新海誠監督の映画『ほしのこえ』のコミカライズ作品。
宇宙に旅立つ調査隊に選抜されたミカコと地球に残されたノボルの物語。
ミカコの乗る宇宙船とノボルの暮らす地球の距離が離れるほどに、メールの往復にかかる時間も何週間、何か月と、どんどん長くなっていくのが切ない。
「ほしのこえ」はたいへん有名な作品であるので、映画を観たことて知ったと言う人も多いですが、漫画をみて欲しい。
映画を観たから読まなくてもいいや、ではなく、映画を観たことがあるからこそより一層楽しめる作品なので手に取ってみてほしい。
もちろん映画を観たことがない人もスッと入り込める内容となっている。佐原ミズ先生のさわやかなタッチで描かれるストーリーに胸がキュンと締め付けられます。
『盆の国』(スケラッコ)
お盆を繰り返す町で巻き起こるエンドレスサマーストーリー!
お祭り、夕立、花火、恋… いろんな夏が詰まってる。
お盆に帰ってくるご先祖さまの姿が見える女の子・秋。
会えないはずの人たちに、もう一度会える楽しい季節。このままずっとお盆だったらいいのに…
ふと頭に浮かんだ妄想は、なぜか現実になってしまう。同じ一日を繰り返す町の中で出会った謎の青年・夏夫と、誰も知らない不思議な冒険がはじまる。
ノスタルジーな作品にループ系をぶっこんだ漫画。なんだろう..。ド派手な印象はないけど不思議とまた読みたくなります。
お盆をテーマにした一夏の淡い物語。
『時をかける少女』(岡崎京子)
高校2年の紺野真琴は踏切事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を手に入れた!? あの名作が新たなヒロインで再びよみがえる。
劇場公開作完全コミカライズ。
タイムリープの代表作品といえば『時かけ』
映画でもやっていましたが、漫画も問答無用のおもしろさ。SF色が強いので見応えがありますね。
聖ロザリンド(わたなべまさこ)
日本の少女マンガ界の巨匠・わたなべまさこによる大傑作。
かわいい少女が描かれている表紙に騙されそうになるが、この作品はホラー漫画である。
トラウマになった人も多いというこの作品が、2017年に新しい装丁で復刊された。
誰からも愛される、天使のようにかわいらしい8歳の少女ロザリンド。
しかしその正体は天性の殺人鬼。残酷な手段で無邪気に殺戮を繰り返すロザリンドにぞっとします。
ロザリンドの行動がすごい。無邪気かつ、残虐…。
幼いながらも賢くて頭の回転が速いロザリンドのサイコパス的な一面は強烈でおもしろい。
サイコパスな殺人鬼やグロテスクなシーンが出てくるマンガは今でこそたくさんあるけど、SNSが普及していない1970年代の少女マンガ雑誌でこれを連載したわたなべ先生はただただスゴイ。
『記憶の技法』 (吉野朔美)
自分の戸籍謄本に妙な記載があったら。両親と血のつながりがなかったとしたら。
本当の家族のこと、自分の過去のことが何も思い出せないとしたら。あなたはどうするだろうか。
不可思議な記載のある自分の戸籍謄本から過去を探す旅に出るというストーリー。
自分とは何者なのかを見出そうとする主人公のひたむきな強さに惹かれること間違いなし。
サスペンス色の強いストーリーが、シンプルな絵柄でたんたんとつづられているのが印象的。
ミステリ小説やサスペンス映画が好きな人におすすめしたい作品。
『岸辺露伴は動かない』(荒木飛呂彦)
『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦による漫画。
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!?
全ての話で「岸辺露伴」が物語の中心に話が展開されています。
『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』と、どれも一癖も二癖もある読み応えのあるエピソードとなっています。世界的に有名な「グッチ」とのコラボ漫画って荒木先生すごすぎる。
岸辺露伴の短編集も味があっておもしろいのでジョジョ好きの方は是非読んでみて欲しい。
『甲子園の空に笑え!』(川原泉)
少女マンガでは珍しく高校野球を取り扱った作品
「県予選1回戦突破」が目標の弱小野球部。しかも部員はたったの9名。九州の高校に赴任した野球経験ゼロの女教師がひょんなことから野球部顧問となり甲子園出場を目指すストーリー。
強豪高校との試合を目前に「運がいいといいね 楽しいといいね 幸せだといいね」と言える彼らなりの強さをぜひ感じてほしい。
ほのぼのした絵柄と個性的なキャラクター、独特のギャグセンスから繰り広げられる川原ワールドに夢中になること間違いなし。ゲートボール、フィギュアスケートを取り扱った作品もともに収録されている。
読み終わったあとはよくわからない感動に包まれる、不思議な作品ばかり。なぜかホロッと泣けてしまったりもする。
川原ワールドにハマった方は、プロ野球を題材にした続編『メイプル戦記』も要チェック。
『神様が嘘をつく』(尾崎 かおり)
転校先の学校で、同級生・理生(りお)の秘密を知ったなつる。少年と少女の、幼い恋と冒険の物語。
――七尾(ななお)なつるは東京から転校してきた小学6年生。
クラスの女子に無視され、サッカーチームの新任コーチともソリが合わない。そんな時、大人びたクラスメイト・鈴村理生(すずむら・りお)の、誰にも言えない秘密を知ることに……。
夕立、お祭り、「とうふ」という名の白い猫。小学校最後の夏。ふたりの、ひそやかな冒険が始まる。
うん、ストーリーが完璧すぎる。子供ながらの感情やどうすることもできない現状にまるで、ジェットコースターに乗っているようなハラハラした気分で見ることができた漫画。
小説であったら絶対に読みたい。
『藤田和日郎短編集 暁の歌』(藤田和日郎)
「うしおととら」や「からくりサーカス」などの傑作を描いた藤田和日郎先生の短編集。
SFチックなものからファンタジーまで、バラエティに富んだ作品が収録されている。
それぞれの方向性は違うものの、藤田先生の作品のファンなら『魂』をそこかしこに感じることができる。
アツい主人公、めちゃくちゃかっこいいジジイ、アイディアあふれる武器、男の戦い、ダークな設定、ちょいエロ。
藤田先生らしさがこれでもかというほどに詰め込まれています。
『回遊の森』(灰原薬)
この疚しさは、罪ですか?少女愛を秘めた男、愛した男に復讐をたくらむ女、蛇しか愛せない青年、親友に恋した少女……「秘密」を隠し持った人間は、極上の”疚しさ”を紡ぎ出す。
「回遊の森」は短編がオムニバス形式になっていて、なんとなくつながっている連作短編集である。知り合いの紹介で読んでみたけど、人間らしさが表現されていおて、おもしろい。短編なのでコマ切れ時間に読むことができます。
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(押見修造)
ヒリヒリ青春漫画のマエストロが贈る、もどかしくて、でもそれだけじゃない、疾走焦燥ガールズ・ストーリー。 “自分の名前が言えない”大島志乃。そんな彼女にも、高校に入って初めての友達が出来た。ぎこちなさ100%コミュニケーションが始まるーー。いつも後から遅れて浮かぶ、ぴったりな言葉。さて、青春は不器用なヤツにも光り輝く……のか?
濁音症でうまく話すことができない志乃ちゃんの青春ほんわか漫画。1巻で完結するのは勿体無いほど素晴らしいマンガ。
『ヘルタースケルター』(岡崎京子)
ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた“りりこ”。だが、りりこには知られてはならない秘密があった。まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める――。
映画では沢尻エリカさんが「りりこ」を演じていましたね。衝撃的だったけど独特な世界観に引き込まれて漫画を読みました。最初は絵に抵抗ありましたが、見事なエンタメ作品。
その他|おもしろい完結漫画集
いかがでしたか?1巻で完結のおもしろい漫画を厳選してまとめていきました。
日頃読むことが少ない短編集などはじっくり読んでみると実に深いです。空いた時間に電子書籍でもサクッと読めちゃうので、参考にしてみてください。
また、その他の完結マンガもまとめてありますので、興味があれば読んでみてください。
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最後まで読んでいただき有難うございました。